欧米やアジアなど対象、物流に生かせる最先端技術取り入れ目指す
米国のシリコンバレーを拠点に大手企業の新技術開発促進を後押ししている投資ファンド運営ペガサス・テック・ベンチャーズの日本法人、ペガサス・テック・ベンチャーズ・ジャパン(PTVJ)は4月27日、ペガサスが新たにSBSホールディングス(HD)とベンチャー企業を対象とした投資ファンドを組成したと発表した。
PTVJは「シリコンバレーをはじめとする米国や欧州、イスラエル、アジア諸国の最先端の技術を持つベンチャー企業への資金提供を通して、新しい物流に生かせる技術を取り入れ、物流事業を強化することを目指している」と狙いを説明している。
ペガサス創業者で代表パートナー兼CEO(最高経営責任者)のアニス・ウッザマン氏は「近年、物流業界におけるイノベーションが多く、世界のイノベーションを日本に導入できればうれしい。弊社はグローバルネットワークを使って、人工知能(AI)、IoT、ロボティクスなどの分野を中心に最先端の技術を持つベンチャー企業をSBSグループに数多く紹介し、それらの技術を駆使した物流施設開発や配送改革などのイノベーションのお役に立てればと考えている」とコメントした。
ペガサスは世界16カ国・地域に拠点を展開し、世界35の大手企業とベンチャー投資ファンドを立ち上げている。日本ではアイシンや双日、セガサミーホールディングス、日本特殊陶業などとファンドを組成してきた。
(藤原秀行)※ロゴマークはPTVJ提供