中東やアジア太平洋地域の事業基盤強化狙い
デンマークの物流大手DSVパナルピナは4月27日、クウェートのアジリティーグループの物流部門を株式交換で買収すると発表した。買収総額は260億デンマーククローネ(約42億ドル、約4500億円)。
中東やアジア太平洋地域で事業基盤を強化するのが狙い。今年第3四半期(7~9月)に買収手続きが完了する見通し。
海外メディアによれば、買収により売上高でDHLやキューネ・アンド・ナーゲルに次ぐ規模の世界的な貨物輸送会社が誕生することになる。
アジリティーの物流部門は世界100カ国以上でサービスを展開、2020年の収益は40億ドル(約4300億円)だった。
(藤原秀行)