トナミHDが新中計公表、「特積み系総合物流事業者トップ3」目指す

トナミHDが新中計公表、「特積み系総合物流事業者トップ3」目指す

DX推進、今秋に埼玉・春日部で新センター開設

トナミホールディングス(HD)は5月12日、2021~23年度を対象とする新たな中期経営計画を公表した。

基本方針として「DX(デジタルトランスフォーメーション)による業務効率化をさらに推進し生産性を上げ、物流サービスと輸送事業の連携強化により、新たな社会構造の中で中長期的な成長を継続する」と表明。重点戦略には、業務デジタル化による効率向上、輸送サービスと連携を強化した物流サービス開発、M&Aや事業再編の推進などを列挙した。

最終年度の23年度(24年3月期)は営業収益(売上高に相当)が20年度(21年3月期)実績比18・8%増の1600億円、営業利益が23・9%増の80億円をそれぞれ目標に設定している。中長期的なビジョンでは、営業収益2000億円、営業利益100億円、「特積み系総合物流事業者トップ3」を掲げている。

新倉庫や特積みの営業拠点、システムなどに3年間で200億円を投資する。新たな拠点として今年9月にはグループの京神倉庫の箕面支店倉庫(大阪府箕面市)、今秋にはトナミ運輸の春日部流通センター(仮称、埼玉県春日部市)をそれぞれ開設する予定。

(藤原秀行)

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