サプライチェーン確立、温暖化対策で専用船の実用化後押し
伊藤忠商事と伊藤忠エネクスは5月17日、シンガポールで進めている船舶用アンモニア燃料供給に関する共同開発に、新たに商船三井など3社が加わると発表した。
伊藤忠は昨年6月、シンガポールでアンモニア貯蔵タンクや関連設備を保有・運営するVOPAK(ヴォパック)と共同開発で覚書を締結済み。同国でLNG(液化天然ガス)燃料供給を手掛けている商船三井や同国系企業のPAVILION ENERGY(パビリオンエナジー)、フランスのTOTAL(トタル)と新たにタッグを組み、共同開発の加速を目指す。
伊藤忠などは地球温暖化対策のため、アンモニアを燃料とする船舶の実用化を目指している。燃料供給のサプライチェーンを確立し、実用化を後押ししていきたい考えだ。
(藤原秀行)