宅配インフラ整備の一環、7・8万平方メートル
SGホールディングス(HD)傘下で物流施設の運営などを手掛けるSGリアルティは大阪府東大阪市で大型拠点「(仮称)SGリアルティ東大阪」の開発を進めている。
地上4階建て、延べ床面積は7万8148平方メートルを計画。今年7月に竣工する予定だ。SGHDグループの佐川急便や佐川グローバルロジスティクスが活用、8月以降に稼働を開始する見通し。
阪神高速道路13号東大阪線の中野ICから約1・8キロメートル、近鉄奈良線の河内花園駅から約1・2キロメートルに位置し、大阪中心部にも近接している地の利の良さが特徴。
SGHDは4月30日に開催した2021年3月期決算説明会見で、新型コロナウイルスの感染拡大に伴うEC利用増などで輸送ニーズが伸びているのに対応するため、全国で宅配便のインフラを整備する方針を表明。今年から22年にかけ、千葉・流山や神奈川の相模原と小田原、北海道の北見など全国8カ所で拠点の新設や既存施設の増強を順次進める意向を示している。
東大阪の開発計画もその一環で、完成に伴い自動化機器を積極的に投入、業務の生産性向上と省人化を図ることを念頭に置いているもようだ。
「(仮称)SGリアルティ東大阪」の完成イメージ(SGリアルティウェブサイトより引用)
(藤原秀行)