太陽光発電導入など、22年5月に本格稼働予定
OKI(沖電気工業)は6月7日、埼玉県本庄市の本庄工場内で新棟の建設を開始したと発表した。
次世代高速通信規格の5GやAIを活用した通信機器などの製造を手掛ける予定。2022年4月の竣工を見込む。OKIが展開している「Manufacturing DX(マニュファクチャリング・デジタルトランスフォーメーション)」を体現したスマート工場として同5月に本格稼働を開始する計画。総投資額は約60億円の見通し。
新棟は地上2階建て、延べ床面積は約1万9000平方メートルを想定。生産施設としては日本で初めて、太陽光発電システムの導入などにより建物内で使うエネルギー消費量を実質ゼロにする「ネット・ゼロ・エネルギー・ビル(ZEB)」を目指す。
併せて、設計・施工主の大成建設が独自に定義する工場のエネルギー評価基準「ネット・ゼロ・エナジーファクトリー」(ZEF)の第1号プロジェクトに設定されている。
新棟の完成イメージ(OKI提供)
(藤原秀行)