複数センターを集約し22年4月稼働開始予定、ダイフクの自動化設備導入
ケーブルテレビ最大手のジュピターテレコムや住友商事、KDDIが出資しているテレビ通販大手のジュピターショップチャンネルは6月7日、新たな物流拠点を千葉県船橋市で三井不動産が開発している「三井不動産ロジスティクスパーク(MFLP)船橋Ⅲ」に開設、2022年4月に稼働を開始すると発表した。
現在は千葉県習志野市の「茜浜物流センター」など国内5カ所に物流拠点を展開している。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う巣ごもり消費の活発化で通販利用が伸びているため、分散している拠点を集約、自動化を進めて業務の大幅な効率化を図る。
MFLPは今年6月末に竣工予定で、ジュピターショップチャンネルは5~8階の延べ床面積9万5000平方メートルに入居する予定。ダイフクの自動化機械やシステムを積極的に採用、作業スタッフが庫内を歩き回らずに定位置でピッキングできる「定点ピッキングシステム」などを利用する方向だ。
MFLP船橋Ⅲの完成イメージ(ジュピターショップチャンネル提供)
(藤原秀行)