岡山で開発中の物流施設、100坪以上対象
プロロジスは4月17日、岡山市で2025年8月に竣工予定の物流施設「プロロジスパーク岡山」で、小規模拠点開設を希望する企業にフロアの一角を貸し出すサービス「CROWD SPACE OKAYAMA(クラウド スペース 岡山)」の提供を始めると発表した。
「プロロジスパーク岡山」のような大型の先進的物流施設は通常、1500坪程度からの賃借が一般的。しかし、企業から小規模拠点のニーズが寄せられているため、サービス開始に踏み切る。
(プロロジス提供)
サービスの対象は100坪以上で「プロロジスパーク岡山」の利用を希望する荷主企業など。企業の担当者はプロロジスのシステムに企業名やニーズ内容などの基本情報を登録。その後、プロロジスの担当者が直接面談し、必要な規模・期間や荷物の種類などを細かく聞き取る。
条件が合致すれば「もう少し受託荷物があれば借りたい」と考えている物流会社や3PL企業などとのマッチングに移行。1区画を複数の企業でシェアしたり、3PL事業者へ荷物を預けたりすることで「プロロジスパーク岡山」を使えるようになる。
プロロジスはこれまでにも物流会社や3PL事業者への営業協力の一環として、荷主の照会を行ってきた。「CROWD SPACE OKAYAMA」の開始によって一層効率的なマッチングが可能になると見込む。
プロロジスは「2024年問題」を見据えた小型物流拠点の需要が他の地域でも高まっているとみて、同サービスの実施エリアを広げていくことを検討する。
(藤原秀行)