財務や情報セキュリティーなどの責任者も設置
日本郵政は6月18日、増田寛也社長が同日付でグループCEO(最高経営責任者)を兼務する人事を発表した。
併せて、飯塚厚専務執行役が代表執行役副社長に昇格しグループCFO(最高財務責任者)を、正村勉執行役が常務執行役になりグループCISO(最高情報セキュリティ責任者)をそれぞれ務める。古里弘幸常務執行役がグループCIO(最高情報責任者)を兼ねる。コンプライアンス(法令順守)などの責任者も配置している。
日本郵政グループは日本郵便とかんぽ生命保険の保険商品不正販売など不祥事が続発しており、グループ全体を統括する体制を構築、ガバナンス(企業統治)改善を図る。郵便・物流など事業全体でデジタル化を進める方針を打ち出しており、全体で連携して施策を進められるようにする狙いもある。
(藤原秀行)