カーボンニュートラル実現へ有望な革新技術の発掘などで連携
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と日本政策投資銀行(DBJ)は6月23日、政府が掲げる「2050年カーボンニュートラル」などの実現を目指し、持続可能な社会の構築に貢献するイノベーションを加速させる目的で、相互協力協定を同22日に締結したと発表した。
両者は同協定に基づき、NEDOが持つ多様な技術分野に関する技術戦略やマネジメントの知見・ノウハウと、DBJが培った幅広い産業ネットワークやファイナンスの知見を有機的に連携させ、革新的な技術開発成果を早期に社会実装させるよう促すとともに、イノベーションの創出を目指す。
政府が6月18日に閣議決定した「成長戦略実行計画」はデジタルやグリーンといった成長の潜在可能性を備えた分野に対する民間の大胆な投資とイノベーションの促進の必要性をうたっている。
同協定を通じ、NEDOは技術戦略やプロジェクトに対する投資家目線の強化や高い事業性が期待できる革新的な技術シーズの発掘など、技術開発成果のイノベーションを促進する「イノベーション・アクセラレーター」としての役割を強化し、社会課題の解決に一層貢献していく考えだ。
また、DBJは経営基盤の整備や研究開発の促進、民間企業との協業機会の模索などを通じてNEDOプロジェクトの事業化を支援し、第5次中期経営計画(21~25年度)で掲げる環境負荷軽減などをうたった「GRIT戦略」を通じて持続可能な社会の実現に貢献していく構え。
(画像はプレスリリースより引用)
(ロジビズ・オンライン編集部)