1650平方メートル、恒温室やクリーンルームも導入し半導体製造装置などの取り扱い強化へ
金属加工仲介のキャディは7月6日、千葉県船橋市で三井不動産が開発した物流施設「三井不動産ロジスティクスパーク(MFLP)船橋Ⅰ」に構えている物流拠点「関東品質管理センター」を増床したと発表した。従来の2・8倍の500坪(約1650平方メートル)に達した。
同社は金属加工を手掛けている中小企業と顧客企業をマッチングするシステム「CADDi(キャディ)」を展開。部品などの納品も担当している。昨年10月にMFLP船橋Ⅰへ移転してからの約9カ月間で、加工部品の平均検品数が3倍に伸びるなど、業務量が増加しているのに対応する。恒温室やクリーンブースなども導入、半導体製造装置などの取り扱い強化を図る。
同社は今回の拡張で、検査処理量を2倍に高めたい考えだ。
同社は6月に、関西支社兼品質管理センター(大阪市)の拡大移転を実施しており、今回の増床と合わせて設備投資は総額で約1億円に上る。
拠点が入る「MFLP船橋Ⅰ」
増床したエリア(いずれもキャディ提供)
(藤原秀行)