佐川の飛脚宅配便、6月は0・1%減で2カ月続けて小幅前年割れ

佐川の飛脚宅配便、6月は0・1%減で2カ月続けて小幅前年割れ

BtoBはおおむね前年並みも、マスクなど衛生日用品の通販需要急増の反動

SGホールディングス(HD)が7月9日発表したデリバリー事業の6月の取扱個数実績(速報値)によると、傘下の佐川急便が手掛ける飛脚宅配便は前年同月比0・1%減の1億1400万個で、15カ月ぶりに前年実績を下回った5月(0・7%減)に続いてマイナスとなった。

新型コロナウイルスの感染拡大で落ち込んだBtoBの荷物はおおむね前年並みの水準で推移。しかし、コロナ禍で一時的に伸びたマスクなど衛生日用品の通販需要の反動で、トータルではわずかにマイナスとなった。

「飛脚ラージサイズ宅配便」などを含めた全体でも0・4%減の1億1900万個となり、13カ月ぶりに前年水準を割り込んだ5月(0・4%減)に続く減少を記録した。

(藤原秀行)

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