住宅用資材販売などのナイスが家電大手ヤマダHDと資本・業務提携し37・5億円調達へ、倉庫新設や首都圏の物流網再構築などに充当

住宅用資材販売などのナイスが家電大手ヤマダHDと資本・業務提携し37・5億円調達へ、倉庫新設や首都圏の物流網再構築などに充当

持ち株比率18%超で筆頭に

住宅用資材販売などを展開しているナイス(旧すてきナイスグループ)は7月16日、家電量販大手のヤマダホールディングス(HD)と資本・業務提携すると発表した。

ナイスが8月2日を払い込み期日として実施する第三者割当増資をヤマダHDが39億2070万円で引き受け、ナイス株の18・3%(自己株式を除いた総数に対する所有割合)を取得、筆頭株主となる見通し。

ナイスが調達する資金は、株式発行手数料などを除いて約37億5400万円の予定。同社は埼玉県越生町の拠点「関東物流センター」で、倉庫などを新設する第2期工事を進めており、調達資金を建設費と首都圏の物流網再構築の費用に充てるほか、傘下のケーブルテレビ会社の設備投資にも用いる。

ナイスとの提携でヤマダHDは自社の住宅事業を強化したい考え。ナイスの協力を得て住宅用資材の調達効率化や営業網拡充などを図る見込み。物流面でも連携を模索するとみられる。

(藤原秀行)

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