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【動画】野村不動産、東京・青梅で新たな物流施設が完成

【動画】野村不動産、東京・青梅で新たな物流施設が完成

日野自動車のパーツセンターに、「カテゴリーマルチ型」採用

 野村不動産は12月7日、東京・青梅市で11月末に完成した新たな大型物流施設「Landport(ランドポート)青梅Ⅰ」をロジビズ・オンラインなどのメディアに公開した。

 地上3階建て、延べ床面積6万1121平方メートル。日野自動車がグローバルパーツセンターとして2019年5月に稼働させる計画。

 新施設は圏央道の青梅ICから約2・5キロメートル、国道16号から約3・2キロメートル。東芝の旧工場跡地約11万9965平方メートルを3期に分割して開発するプロジェクトの第1弾で、Landportブランドとしては14棟目となる。野村不動産が新機軸に据える施設の形態「カテゴリーマルチ型」を全面に打ち出す。


「Landport青梅Ⅰ」の全景(野村不動産提供)

 同社は併せて、隣接地でプロジェクトの第2弾「Landport青梅Ⅱ」(地上3階建て・延べ床面積6万7107平方メートル)の工事を開始した。「青梅Ⅰ」と同じく、カテゴリーマルチ型として開発を進める。工事完了は20年2月末を見込んでおり、鴻池運輸が入居する予定。

 さらに「Landport青梅Ⅲ」も8万8109平方メートルで開発する方向で、21年2月末の完成を目指している。


「Landport青梅」シリーズ3棟の配置(野村不動産提供)※クリックで拡大

梁下6・5メートルで保管効率向上

 カテゴリーマルチ型は、従来の標準的なマルチテナント型施設をさらに進化させた形態。汎用性を持たせつつも、ターゲットとするテナントの業種(カテゴリー)を踏まえ、物件ごと、あるいはフロアごとに最適なオペレーション効率化の工夫を講じるのが特徴だ。労働力不足の現状を踏まえ、テナントが要望する自動化機器を導入しやすいよう柔軟な施設設計を採用することも柱としている。既に商標を出願しているという。

 「青梅Ⅰ」では、自動車部品などの工業材をカテゴリーに設定し、一部は大型マテハン機器を導入できるよう床荷重を1平方メートル当たり2・0トンと設定するなどの特徴を持たせている。少量の危険物倉庫も併設した。


「青梅Ⅰ」の庫内。梁下の有効高6・5メートルを確保した

庫内のサインは分かりやすいデザインを採用している

2階の車路にひさしを設置し雨天時の作業に配慮した


「Landport青梅Ⅰ」の全景

将来の自動化に備え、庫内を広く設計している

分かりやすいサインを各所に導入している

 一方、「青梅Ⅱ」は飲料をカテゴリーとして捉え、トレーラー車に対応可能な低床両面バースを一部に取り入れるなどの配慮を施す。トラックドライバーの待機場やオフィスを北西側にまとめることで人と車の動線が交わらないようにし、安全を保てるよう努める。

 「青梅Ⅰ」「青梅Ⅱ」ともに梁下の有効高は6・5メートルと、一般的なマルチテナント型施設より高くし、保管効率を向上させられるよう腐心。フロアごとに異なる仕様を持たせて、汎用性と専門性の両立を図っている。

 「青梅Ⅲ」はさらに梁下有効高を7・0メートル、床荷重を2・0トンとし、商品の高積みや異なる温度帯、自動化といったさまざまなカテゴリーの要望に応えられるような設計とする構想。自動車設備をレイアウトしやすいよう、防火区画の設定にも気を配る予定だ。

 「青梅Ⅰ」のメディア向け内覧会後、野村不動産の山田譲二執行役員(物流事業部長)が各社の取材に応じ、カテゴリーマルチ型について「空間的にも結構つながりが広く取っている。電気容量も確保しており、将来の自動化への対応を見据えたセンターとしている。今後も業種を絞った形での物流センターの供給を進めたい」と強調した。

(藤原秀行)


カテゴリーマルチ型の意義などを語る山田氏

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