日本郵船が仏トタルとLNG船2隻の長期用船契約

日本郵船が仏トタルとLNG船2隻の長期用船契約

 日本郵船は12月7日、フランスの石油メジャーであるトタルと液化天然ガス(LNG)新造タンカー2隻の長期定期用船契約を締結したと発表した。

 両社は去る9月にも1隻を契約しているほか、合弁会社による船舶管理サービスを展開するなど関係を深めている。

 トタルグループでLNGや石炭コークス、硫黄の海上輸送を担うトタル・ガス・アンド・パワー・チャータリング社と契約した。LNGタンカーの積載容量は17万4000立方メートル。韓国の三星重工業が建造し2021年に完成する予定だ。タンクには防熱性に優れたメンブレン型を採用する。

 燃料油と航行中にタンク内で気化したボイル・オフ・ガスを利用する二元燃料低速ディーゼル機関「X-DFエンジン」、余剰のボイル・オフ・ガスを有効活用する再液化装置を搭載して効率的・経済的な運航を図る。

 両社は合弁会社「Gazocean」を通じて船舶管理サービスも提供しており、今後はLNG輸送に加えて船舶管理面でも緊密に連携していく方針。

(鳥羽俊一)

その他カテゴリの最新記事