青果物の生産基盤維持・拡大や物流合理化を推進
全国農業協同組合連合会(JA全農)は8月26日、国内最大の青果物卸売会社、東京青果(東京都大田区東海)と資本・業務提携すると発表した。具体的な出資の額や比率は開示していない。
JA全農はかねてより生産者手取りの確保と生産基盤の維持・拡大に向け、販売力があり戦略を共有できる卸売会社とともに、実需者を明確化した取引の強化による安定的な販路確保を推進。物流面ではトラックドライバー不足などの課題に対し、卸売会社と連携して解決策を探っている。
国内外に幅広い顧客基盤を有する東京青果と関係を強化し、生産基盤の維持・拡大や国産青果物の国内外での販売拡大などで協力することで合意。JA全農が東京青果の普通株式の一部を取得する。
今後、両者は以下の事項について積極的に取り組み、生産基盤の健全な発展と競争力のある事業展開を目指す。
1.実需者を明確にした青果物取引の強化による安定的な販路確保
2.果樹を中心とした青果物の生産振興における連携
3.輸出事業における連携
4.青果物物流合理化における連携
(ロジビズ・オンライン編集部)