日本発米国向け海上コンテナ、4月は1・1%増で2カ月連続プラス

日本発米国向け海上コンテナ、4月は1・1%増で2カ月連続プラス

デカルト・データマイン調査、新車販売好調で自動車関連伸びる

米調査機関デカルト・データマインが5月24日発表した日本発着の海上コンテナ輸送量に関する最新調査結果(速報値)によると、アジア域内へのトランシップ分を含めた日本発米国向け(荷受け地ベース)は4月の輸送実績が前年同月比1・1%増の5万5928TEU(20フィートコンテナ換算)となった。プラスは2カ月連続。

新型コロナウイルスの感染拡大による打撃から持ち直しの兆候が続いている。見られる。4月は自動車関連が12・8%増の1万801TEU。米国で新車販売が好調なことが追い風になったようだ。母船直航分も8・6%増の4万4786TEUだった。

4月分の母船直航分実績を主要6港別に前年同月比で見ると、東京港は6・6%減となったが、神戸港は69・3%増、名古屋港は4・7%増を記録した。

一方、米国発日本向け(復航、最終仕向地ベース)の3月分は前年同月比3・6%減少した。

(藤原秀行)

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