22年11月竣工予定、大阪中心部まで15キロメートル
シーアールイー(CRE)は9月1日、兵庫県伊丹市で新たな物流施設「ロジスクエア伊丹」を開発すると発表した。
鉄骨造で地上3階建て、延べ床面積は2万9967平方メートルを計画。竣工は2022年11月中旬を見込む。兵庫県内では既に神戸市で完成した「ロジスクエア神戸西」に次いで2カ所目。
大阪国際空港(伊丹空港)至近に位置し、大阪市内の中心部までは約15キロメートル。阪神高速道路池田線の豊中北ICから約2・5キロメートルで、大阪市内への配送に加え、関西主要都市への広域物流拠点として優位性があると見込む。JR伊丹駅から徒歩圏で、周辺はベッドタウンのため労働力確保にも強みがある。
北側と東側の 2 面に配置するトラックバースは大型トラック計27台が同時接車可能。4台分の待機スペースも持たせている。倉庫部分の基本スペックとして、外壁には金属断熱サンドイッチパネル、床荷重は1平方メートル当たり1・5トンで、2トンフォークリフトに対応可能。有効高さは各フロアで5・5メートル以上、照度は平均250ルクスを確保する予定。
昇降設備は荷物用エレベーター(積載荷重4・1トン)を2基、垂直搬送機を4基、ドックレベラーを2基実装する。将来的なオペレーション変更時の対応も想定し、庫内空調設備設置の際の配管ルートや室外機置場・キュービクル増設スペースの確保、事務所の増床を想定した法的な対応など、入居テナントの将来ニーズにも一定の対応ができる仕様を採用する。
全館LED照明、人感センサー、節水型衛生器具を導入し、環境や省エネルギーに配慮した施設計画で「CASBEE兵庫県」のAランク認証を取得済み。
「ロジスクエア伊丹」の完成イメージ(CREプレスリリースより引用)
(藤原秀行)