24時間365日体制で天候監視、サプライヤーの被災状況など自動把握
サプライチェーンが抱えるリスクの予測・管理支援を手掛けるサービス「(レジリア)」を手掛けるスタートアップ企業のResilire(東京都目黒区大橋)は9月1日、Archetype Ventures、DNX Ventures、DEEPCORE、STRIVE、みずほキャピタル、グロービスファンドの6者を引受先とする第三者割当増資を実施、1・5億円の資金調達を完了したと発表した。累計の資金調達額は1・8億円に達した。
全国で災害が頻発する中、サプライチェーンのリスクを事前にあぶり出し、遮断しないよう管理するニーズが高まっているのに対応、同サービスの機能拡充を図る。
Resilireはクラウドベースで提供。24時間365日体制で気象庁と電力会社の情報を監視し、即時に国内の災害情報を収集。豪雨や土砂崩れなどが起きると、影響のある社内のメンバーやサプライヤーを自動的にリストアップし、メールを送信して注意喚起する。サプライヤーがメールへ簡易的に回答することで、実際に被災した拠点の有無、影響を受ける製品や関係企業の詳細を迅速につかめるようにする。
企業への影響範囲を速やかに可視化、円滑に対策を講じられるようバックアップするのが狙い。既に製薬会社などがレジリアを採用しているという。
レジリア関係者(同社提供、ロゴマークも)
(藤原秀行)