10月11日に一部使用開始、全国で31カ所目
JR貨物は9月17日、北陸線の南福井駅(福井市)で、貨物コンテナの荷物を駅構内で迅速に積み降ろしできる「E&S(Effective&Speedy Container Handling System)方式」を採用すると発表した。全国で31カ所目となる。
E&S方式は貨物列車の着発線上に荷役ホームを設置し、列車が駅に着くとすぐに貨物コンテナの積み降ろしができるようにするのが特徴。作業が終わればそのまま出発することが可能。
従来はいったん機関車で架線のない荷役線まで引っ張っていってから作業していたが、E&S方式に移行すれば貨物列車到着からコンテナ引き渡しまでの時間を大幅に短縮できる。JR貨物は現在、全国でE&S方式への転換に取り組んでいる。
南福井駅は10月11日から当面、E&S方式は1面1線での一部使用を続けるとともに、1面2線の全面使用開始へ準備を進める。
(藤原秀行)