地域の物流事業拡大狙う
阪急阪神エクスプレスは9月27日、インドを含むASEAN(東南アジア諸国連合)エリアの現地法人を統括するシンガポールの「HANKYU HANSHIN EXPRESS SOUTHEAST ASIA」(HHESA)が、成長市場のインドと周辺国の市場開発を担う「南アジア開発室(インド支店)」を、 HHESA の拠点としてデリー首都圏に開設すると発表した。
インド国内には別の現法が既に12カ所、支店や営業所、物流センターを構えている。南アジア開発室は南アジア地域の物流事業拡大に向けた拠点として運営する。
阪急阪神エクスプレスは、南アジア地域を重点投資エリアと設定。特にインドの消費拡大に伴い増加する輸入ビジネスや、インド発米国・中東・欧州・アフリカ向けの輸出ビジネスを拡大するとともに、ヘルスケア産業への参入やコールドチェーンの構築などにも挑戦していく考えだ。
(藤原秀行)