豊田通商、アフリカで荷物とトラックのマッチングサービス展開するスタートアップ企業に出資

豊田通商、アフリカで荷物とトラックのマッチングサービス展開するスタートアップ企業に出資

物流インフラ整備を支援

豊田通商は10月6日、西アフリカ地域で荷物とトラックのマッチングサービスを展開しているモーリシャスのKamtar International(カムタールインターナショナル)に出資すると発表した。具体的な出資額は開示していない。

カムタールは2018年設立のスタートアップ企業。コートジボワールとセネガルで建設会社や卸業者など400社以上の企業が同社のサービスを利用しており、登録している4000以上のトラック運転手・運送会社が輸送を担っている。配送の進捗度合いをリアルタイムで表示したり、運賃交渉をスムーズに取り持ったりするのがユーザーにとってメリットとなっている。

アフリカ地域は経済成長やインターネット通販の利用増を受け、物流の需要が伸びると見込まれる一方、設備や情報システムなどインフラ整備が急務。カムタールのデジタル技術を生かし、アフリカの物流基盤強化を支援する。

豊田通商はケニアなどで同様のサービスを展開しているSendy(センディ)にも出資済み。カムタールとセンディは今回、資本提携しており、マッチングサービスの強化を進める。

(藤原秀行)

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