電力変換効率が最大93%、容易に組み込み可能
台湾の台達電子工業(デルタ電子)の日本法人は10月8日、AGV(無人搬送車)やフォークリフトなどの産業車両、サービスロボットや農耕機械等向けとして1キロワットのワイヤレス給電システム「MOOV air」(ムーブエア)の販売を同日開始したと発表した。
「MOOV air」は既に欧米市場でリリースされており、大手物流企業に多く採用されている。新たに日本市場でも取り扱いを開始する。
1kWワイヤレス給電システム 「MOOV air」
24/48ボルトのリチウム電池、鉛電池への接続が可能となっており、CAN Bus通信による充電電圧値と充電電流値の設定が可能。従来の接触充電方法に近い、非常に高い効率の給電を行えるのが特徴。電力変換効率は最大93%を見込めるという。送電可能な送受電ユニット間の距離は最大2センチメートル。
コンパクト設計により、既存の産業車両にも簡単に組込めるため、充電のワイヤレス化はもちろん、無人化よる生産性の向上、作業員のトラブルリスク削減などの運営改善に貢献するとみている。
(画像はプレスリリースより引用)
(ロジビズ・オンライン編集部)