JICAがガーナの道路整備プロジェクトに無償資金協力

JICAがガーナの道路整備プロジェクトに無償資金協力

約65億円を供与し交通・物流の円滑化支援

 国際協力機構(JICA)は12月12日、ガーナ共和国の道路整備プロジェクト向けに限度額64億8600万円の無償資金協力を供与すると発表した。

 現地政府と贈与契約を締結。同国の幹線道路を改修・整備することで交通・物流の円滑化を包括的に支援していく考え。

 計画は同国第二の都市であるクマシと西アフリカ海岸都市を結ぶ「ラゴス-アビジャン回廊」につながる「国道8号線」の南部区間(約30キロメートル)で道路改修ならびに橋梁の架け替えを行うもの。

 通称「第二次国道八号線改修計画」と呼ばれ、事業内容は対象区間における2車線道路の改修、既存道路の4車線化、既存橋の架け替え、入札補助、施工監理。プロジェクト期間は入札も含め43カ月を予定している。実施主体はガーナ道路公団。

 JICAは2009年に先行案件である「国道8号線改修計画」(北部区間60キロメートル)についても無償資金協力を供与。幹線道路の整備によって慢性的な渋滞を解消し、円滑・安全な道路交通網を構築。地域社会の生活基盤強化と経済成長の促進に貢献することが期待される。

(鳥羽俊一)


協力実施の前後の様子(JICAウェブサイトより)

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