日本GLP、滋賀・湖南で県内自社初のマルチテナント型物流施設を開発へ

日本GLP、滋賀・湖南で県内自社初のマルチテナント型物流施設を開発へ

4・2万平方メートルで最大6テナント入居可能、23年3月竣工予定

日本GLPは10月27日、滋賀県湖南市で新たなマルチテナント型物流施設「GLP栗東湖南」を開発すると発表した。

同社としては「GLP野洲」に続き同県内で2棟目の案件。マルチテナント型は初めてとなる。2022年2月に着工、23年3月の竣工を予定している。総投資額は約77億円を見込む。

地上4階建て、鉄骨造/耐震造で延べ床面積は約4万2000平方メートルと想定。周辺には物流関連企業が多く、工業集積地として製造業や3PL企業からの先進的物流施設への潜在需要が見込めると判断。他のデベロッパーの進出も少なく、今後賃貸物流マーケットが大きく伸長すると期待している。

最大6テナントが入居可能で、小規模なスペースニーズにも対応。高度なマテハン設備の導入をはじめとする倉庫の自動化への装備など、効率的なオペレーションを実現できるとみている。アメニティ設備としてエントランスやカフェをはじめとする共用部に洗練されたデザインを取り入れて居心地の良さを演出するほか、大型シーリングファンやパウダーコーナーを設置するなど、従業員の快適性を追求し雇用の安定を図る。

環境面では太陽光発電を自家消費し、補完としてのグリーンエネルギーの購入と合わせて、再生可能エネルギー100%の達成を目標とする高い環境配慮型の施設にする計画。BCP(事業継続計画)の面では、地震対策として耐震性能の高いブレース材を採用し安全性を確保するほか、24時間稼働の非常用発電機の装備や浸水・液状化対策を講じる。


「GLP栗東湖南」の完成イメージ(日本GLPプレスリリースより引用)

(藤原秀行)

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