小田急不動産、物流施設開発で中部エリア進出

小田急不動産、物流施設開発で中部エリア進出

愛知・一宮に2・7万平方メートル開発、22年8月竣工予定

小田急電鉄グループの小田急不動産は11月4日、愛知県一宮市で新たな物流施設を開発すると発表した。同社が中部エリアで物流施設を建設するのは初めて。不動産開発全般でも第1号の案件になるという。

新施設は鉄骨造の地上4階建て、延べ床面積は2万6967平方メートルを計画しており、竣工は2022年8月を見込む。

名神高速道路の一宮ICから約5・8キロメートル、名古屋高速16号一宮線の一宮中ICから約2・5キロメートルに位置。名古屋市を中核とした消費地への配送拠点や中部エリアの広域配送拠点のほか、関東と関西をつなぐ中継拠点としても需要の高いエリア。労働力確保の観点からも優位性が高いとみている。

敷地の一部を歩道状空地として開放するほか、トラックバース側には遮音壁を備えるなど、周辺環境にも留意する。

同社初の自社開発した物流施設が今年7月、千葉県印西市で完成。同県で別途、プロジェクトを進めており、今回の案件が3棟目の着工となる。


新施設の完成イメージ(小田急不動産提供)

(藤原秀行)

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