実店舗と融合、倉庫や商品の管理効率化
三井不動産は11月8日、カジュアル衣料品ブランド「ユニクロ」が、三井不動産の運営する商業施設「三井ショッピングパーク」の公式通販サイト「Mitsui Shopping Park &mall(アンドモール)」に同日参加したと発表した。
「&mall」は同社が運営する商業施設内のリアル店舗で販売している商品をEC販売することが可能。そのため、店舗販売商品と別にEC用の倉庫・商品を持つ必要がなく業務を効率化できるのが最大のメリット。
注文内容は、各店舗に設置された専用のタブレット端末から、店舗スタッフが専用の注文確認画面で確認。商品を店舗スタッフが店舗内でピックアップして施設からそのまま発送できる。
出店者に新たな販売機会の創出を目指す「リアル施設共生型ECサイト」として、サービス開始以来、リアル店舗における欠品対策やECサイトからリアル店舗への送客支援、店舗在庫のEC販売および店舗スタッフの情報発信によるリアル店舗活性化支援など、リアル施設との相互連携に力を入れてきた。
一方、ユニクロも「リアル(店舗)とバーチャル(デジタル)の融合」を継続して推進している。新型コロナウイルスの感染拡大下において、店舗とECの一体化はユニクロにとどまらず小売業全体の喫緊の課題と捉えており、商業施設と店舗が手を組むことで課題解決の一助になることを期待して、今回、国内初のトライアルとして参加する。
(画像はプレスリリースより引用)
(ロジビズ・オンライン編集部)