ビジネス書評・本棚からひとつかみ『健康で文化的な最低限度の生活』

ビジネス書評・本棚からひとつかみ『健康で文化的な最低限度の生活』

(柏木ハルコ著・小学館)

 日本国憲法第25条「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」。その理念を守るセーフティーネットが生活保護だ。新人公務員の主人公は福祉の知識・経験ともにゼロのままケースワーカーとなり、着任初日から無理難題に否応なく向き合わされる。世の中が成り立っている根本の仕組みを、シビアな現実とともにあらためて知ることができる衝撃作。(1~6巻・552円、7巻・591円)

(藤原秀行)

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