ノベルティやちらしの同梱指示容易に、賞味期限や温度帯の管理対応も強化
中小のEC事業者らの物流を包括的に支援しているオープンロジは、支援サービスの強化を相次ぎ打ち出している。
11月9日には、オープンロジのサービスを利用しているEC事業者が、商品発送時にノベルティやちらしなどを容易に同梱できる機能「出庫ルール」を追加した。EC事業者向けの支援サービスのウェブ画面(ユーザーポータル)上で、事前にどの商品を対象にするかやどれくらいの期間同梱するかなどの条件を設定すれば、提携倉庫へ出庫を依頼する際、自動的に作業を完了。EC事業者側の負荷を大幅に軽減できる。「●●円以上購入した顧客にのみ特典のノベルティを同梱する」といった細かい条件にも対応可能。
11月10日には、商品在庫の「賞味期限管理機能」と倉庫の「温度帯管理機能」を支援サービスに追加したと公表。EC事業者は同じく、ユーザーポータルを介し、商品の賞味期限をチェックして引き当て可能な期間を設定、期限が過ぎれば自動的に廃棄できるようにしたり、常温・冷蔵・冷凍の3温度帯で管理が必要な商品を個別に指定したりすることが可能になった。
オープンロジは新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、食品や化粧品のEC利用が増えているのを踏まえ、冷凍・冷蔵倉庫や高度管理医療機器販売許可証、化粧品製造許可を取得済みの倉庫と連携を強化するなど対応を進めている。
賞味期限や温度帯の管理にも対応を拡充することで、食品や化粧品などのEC事業者のサポートを強化する。
(藤原秀行)※写真はオープンロジプレスリリースより引用