クラウド活用、業務効率化しリスクも即時認識可能に
川崎汽船は12月1日、米シリコンバレーに拠点を置くスタートアップ企業のEvisort(エヴィソート)が提供するAIを活用した契約書管理プラットフォームを導入すると発表した。
川崎汽船はグローバルに事業運営を展開しているため、膨大かつ多種多様な契約書を締結している。その管理やリスクマネジメントに多くの労力を費やしてきたが、Evisortを活用し、クラウド上で契約書を一元管理することで業務効率の改善を図る。
また、社内の業務システムと連携しながら、契約書の作成・交渉から承認、契約締結後の管理や報告といった複雑で分断されているエンド・ツー・エンドの契約ライフサイクルを最適かつ標準化することも念頭に置いている。最先端のAIで海上輸送や物流特有の契約書でも即座に検索・分析可能にし、契約締結に係るリスクを即時に認識し管理できる体制を構築する。
Evisortの活用を通じて、契約締結に関わるリスクマネジメント・ガバナンスの強化を推進するとともに、デジタル技術の活用、全社BPR(業務プロセス改革)の推進による業務効率改善および企業価値の向上を目指す。
(ロジビズ・オンライン編集部)