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「置き配利用経験あり」54%、19年の2倍へ大幅増

「置き配利用経験あり」54%、19年の2倍へ大幅増

ナスタ調査、ユーザーは荷物の盗難や濡れなど心配も根強く

家庭用宅配ボックスや郵便受けの大手ナスタは12月15日、宅配荷物を受け取る場所として玄関先などを指定できる「置き配」の利用状況に関する調査結果を公表した。

同趣旨の調査は今回が3回目で、初回の2019年より普及が進んでいることが明らかになった。今後も使いたいと答えた割合は7割を上回った。同時に、荷物が盗難に遭ったり濡れたりするなどのトラブルを懸念する向きも根強いことが浮き彫りになった。一層普及させるためには、こうした課題への対応強化が鍵を握りそうだ。

調査は今年12月、インターネットを通じて実施し、男女500人ずつの計1000人が回答した。


(ナスタ提供)

主に玄関先指定の人は「不安」が6割近くに

サービスを利用したことがあると回答した割合は53.9%で、今年2月の前回調査から6.7ポイント上昇。初回調査の19年10月(26.8%)からほぼ2倍に増加した。新型コロナウイルスの感染拡大による非対面の荷物受け取りニーズの増加が普及を後押しした。

置き配の指定場所として最も多く利用している場所は「玄関先」が61.0%でトップ。「宅配ボックス」(25.5%)、「(ガスなどの)メーターボックス」(3.5%)、「郵便受け(ポスト)」(3.4%)などを大きく引き離した。

一方、置き配を利用した際に経験したことを尋ねたところ、「特になし」が53.5%で最多だったが、「指定した場所に置いてもらえなかった」が14.6%、「届いた荷物が濡れた」が12.2%、「荷物が届かなかった(他人の家に置き配された)」が6.5%、「届いた荷物で玄関ドアが開かなくなった」が6.4%など、トラブルも一定程度起きていることがうかがえた。

置き配に不安があるかどうかを聞いた結果では、「不安だと思う」(14.0%)と「どちらかといえば不安だと思う」(39.0%)を足すと53.0%が不安を覚えていることが判明。「どちらかといえば不安だと思わない」は27.4%、「不安だと思わない」が19.6%だった。

主に玄関先を指定している人は不安の割合が合計で59.3%だったのに対し、宅配ボックスは33.7%で、玄関先に不安を覚えている人が多かった。

今後も置き配を利用したいかどうかについては、「利用したいと思う」が37.5%、「どちらかといえば利用したいと思う」が38.9%で、合計すると76.4%が利用を希望した。「どちらかといえば利用したいとは思わない」は18.7%、「利用したいとは思わない」は4.9%だった。

利用したいと回答した人に理由を尋ねると、「再配達になる心配がない」が37.7%で1位。「好きな時間に受け取れる」(26.4%)、「対面で受け取らずに済む」(19.2%)、「行動や時間が制限されない」が14.1%などと続いた。

半面、利用したいと思わない人の理由としては、「荷物が盗まれないか不安」が48.7%で断トツのトップ。以下、「荷物が届いているかどうか分からない」が16.9%、「不在であることが分かってしまう」(9.7%)、「荷物が濡れないか心配」(6.4%)、「衛生面が心配」(同)などだった。

(藤原秀行)

調査内容の詳細はコチラから(ナスタホームページ)

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