DX促進の事業基盤強化狙う
凸版印刷は12月24日、子会社で帳票類の製造販売やデータプリント、業務デジタル化ソリューションなどを手掛けるトッパン・フォームズへの株式公開買い付け(TOB)が成立したと発表した。
凸版印刷のトッパン・フォームズ株式保有比率は現在の60.74%(議決権ベース)からTOBで96.38%へ上昇。残りの株式も取得するなどして完全子会社化する。トッパン・フォームズは東京証券取引所1部への上場が廃止となる。
TOBは11月11日から12月23日まで実施した。株式取得に約613億円を投じる。
凸版印刷は産業界のDX促進に注力しており、トッパン・フォームズの完全子会社化で事業基盤を強化したい考え。
(藤原秀行)