広島のJR貨物脱線事故、復旧は12月30日以降に

広島のJR貨物脱線事故、復旧は12月30日以降に

運転取りやめや遅延、運行本数減が発生

12月28日午後8時半ごろ、JR山陽線の瀬野駅~八本松駅(いずれも広島県)間でJR貨物の広島貨物ターミナル駅発東京貨物ターミナル行きの「第1068列車」(25両編成)が脱線した。

同社によると、12月29日夜時点でも復旧のめどは立っておらず、同30日以降になる見通し。当該区間を走る列車に運転取りやめや大幅な遅延、運行本数減の影響が出ている。

JR貨物によると、当該列車が非常ブレーキで停車したため、運転士が確認した結果、機関車を含め前から12両目の貨車1両が、進行方向前側の2軸4輪が左側に脱線しているのを見つけた。けが人はなかった。

事故原因は12月29日夜時点で明らかになっていない。現在、国の運輸安全委員会が調査に乗り出している。

当該区間は急こう配やカーブが続き、「セノハチ」と呼ばれる運転の難所として知られる。

(藤原秀行)

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