社員提案制度で発案、4月に営業開始
ANAホールディングスは1月11日、飛行機を活用して農産品や魚介類、花きなどを産地から首都圏をはじめとする大消費地へ迅速に届ける「産直空輸」を担う新会社「日本産直空輸」(東京都渋谷区神宮前)を同日付で設立したと発表した。
ANAグループの社員提案制度「ANAバーチャルハイウッド」で発案、事業立ち上げが実現した。既に複数の大手小売業と連携し、20回程度実証実験を重ね、事業性を検証できたという。
新会社の営業開始は4月1日の予定で、それまではANAグループのANA総合研究所内で準備を進める。新会社が軸となり、グループのANA CargoやANA総研、ANAあきんどなどとも連携して、鮮度を保った食品や花きを広く流通できるようサポート、地域創生にも貢献していく計画。小売業や農家、物流事業者など多岐にわたる関係者間の調整を担う。
新会社の代表取締役には、全日本空輸(ANA)で運航管理などの領域に携わり、産直空輸のプロジェクトチームに参加した木下 真祐央氏が就任した。
(プレスリリースより引用)
(藤原秀行)