日本GLP、千葉・流山で大規模物流施設「ALFALINK流山4」の開発本格化

日本GLP、千葉・流山で大規模物流施設「ALFALINK流山4」の開発本格化

10.4万㎡で23年6月竣工見込む、西濃が1~2階に入居しターミナル・保管庫展開へ

日本GLPは1月12日、千葉県流山市で進めている、先進機能を持つ大規模な物流施設を同一エリアで複数開発する独自プロジェクト「ALFALINK」(アルファリンク)シリーズの一環となる「GLP ALFALINK流山4」の起工式を現地で行ったと発表した。

地上4階建ての免震・RC造で延べ床面積は約10万4000平方メートルを計画しており、竣工は2023年6月を見込む。総開発費は約200億円の予定。

流山市では既に完成、稼働している物流施設3棟の名称を変更した分も含めてプロジェクト全体で8棟を運営する予定。総延べ床面積は90万平方メートルを超える見通し。「流山4」は新規で開発するものとしては最後という。


「流山4」の竣工イメージ

常磐自動車道の流山ICに近接し、都心から約25キロメートル圏内に位置。「流山4」は1、2階に西濃運輸が入居を予定しており、ターミナルと保管庫として利用する。日本GLPは構内に配送拠点があるため、出荷・集荷の効率が大幅に向上し、集荷締め切り時間の延長が可能になるとともに、環境負荷の低減に貢献できるほか、保管機能も活用した臨機応変なロジスティクスを提供できるメリットがあると強調している。

ALFALINK 流山では「GLP ALFALINK 流山8」に入居する佐川急便と併せて2つのターミナルが稼働する。

「流山4」は全棟の中でも特にウェルネスの増進に力を入れ、温かい食事を提供するレストランをはじめ、各階リフレッシュエリアと、バスケットやフットサルなどが楽しめるアリーナ、屋上庭園を設ける計画。アリーナでは定期的なイベントを開催することを想定しており、従業員と地域の双方に配慮した施設運営を実現する。

倉庫賃貸スペースは冷凍・冷蔵や給排水換気に対応し、自動化設備の導入も支援。食品やECなど多種多様な業種のニーズへ柔軟に応じられるようにする。倉庫のシェアリングなどの高付加価値なサービスの提供も検討している。


アリーナのイメージ


屋上庭園のイメージ(いずれも日本GLPプレスリリースより引用)

(藤原秀行)

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