効率化システム活用、26年末までに在庫2割削減
GROUNDは1月26日、カー用品大手のオートバックスセブンと中長期にわたる戦略的業務提携を締結したと発表した。
オートバックスセブンのEC取り扱い拡大をGROUNDが物流面でサポートするのが狙い。両社は2026年末までに現在の在庫を約20%削減し、事業資産の効率化を図るとともに、新たにECの小口配送物流ネットワークを整備する。
GROUNDが展開している、物流施設の庫内作業を包括的に効率化する新たな情報システム「GWES(ジーダブリューイーエス、GROUND Warehouse Execution System)」をオートバックスグループの東日本ロジスティクスセンターと西日本ロジスティクスセンターに導入。在庫の可視化を図る。
併せて、オートバックスグループ店舗のPOSデータや在庫情報、販売企画情報、季節要因などの情報を生かした需要予測システムを構築。物流施設の商品入出庫最適化を目指す。
さらに、オートバックスセブンが今後新設するEC用の物流センターなどにもGWESを採用。複数拠点間で在庫を共有できるようにし、配送の迅速化に取り組む。
業務提携の概要
オートバックスセブンの小林喜夫巳社長(左)とGROUNDの宮田啓友社長CEO(最高経営責任者)
GWESの概要(いずれもGROUND提供)
(藤原秀行)