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【現地取材、動画】センコーが国内初方式のダブル連結トラック運行開始へ、旭化成ホームズとフジテックの貨物輸送

【現地取材、動画】センコーが国内初方式のダブル連結トラック運行開始へ、旭化成ホームズとフジテックの貨物輸送

長距離幹線区間のみ連結、切り離して納品は別々に

センコーは1月27日、1台で大型トラック2台分の貨物を一度に運ぶことが可能なダブル連結トラックの運行を開始すると発表した。

同社は2021年4月、事前予約すれば路線バスのように、気軽に長距離輸送を利用できるサービス「物流バス」を開始。ダブル連結トラックの運行もその一環と位置付けており、「ダブル連結バス」と命名した。

「ダブル連結バス」は全長が24.1メートル。トラクターとトレーラーを計2台連結し、最大積載量は25.9トン。

一般的なダブル連結トラックと異なり、国内で初めて、大型車2台分を別々に集荷した上で連結、高速道路の長距離幹線区間をドライバーが途中で交代しながら運んだ後、前方車両と後方車両を切り離し、前方車両はそのまま大型トラックとして、後方車両はセミトレーラーに接続し2台に仕立て直して同時にそれぞれの配送先に向かう運行方式を採用する。

まず2月初旬以降、関東~関西間で住宅大手の旭化成ホームズ、エレベーター・エスカレーター大手のフジテックの2社の貨物輸送を担う予定。車両提供などの面でいすゞ自動車と日本トレクスが協力しており、東西で計2編成を走らせる。


お披露目した「ダブル連結バス」

関西から関東に向かう場合、まず旭化成ホームズの関西BC(兵庫県)、フジテックの大阪デポ(同)をそれぞれ出発したトラックがセンコーの阪神主幹支店阪神車両センター(同)で連結。途中、新東名高速道路の浜松いなさIC路外駐車場(静岡県)でドライバーが交代した後、センコーの厚木支店厚木LC(神奈川県)へ向かう。到着後に連結を切り離し、旭化成ホームズの厚木BC(同)とフジテックの東京フィット(東京都)に、別々に出発する。

ドライバーの拘束時間短縮と輸送時のCO2排出抑制効果を見込む。センコーは運転時間が年間で約4割、CO2排出が約3割減らせると試算している。別々に納品先へトラックが向かえるようにし、輸送の効率化・迅速化にも配慮している。

センコーは今後も「ダブル連結バス」の運行拡大に努める方針。2022年度には今回のルートを含めて8編成まで増える見通し。


運行の概要(センコープレスリリースより引用)

1月26日に東京都大田区羽田旭町の「三井不動産インダストリアルパーク羽田(MFIP羽田)」内に構えているフジテック拠点「東京フィット」で開催した出発式で、センコーの大越昇取締役専務執行役員は「当社の環境活動は長距離・大型のトラック輸送についてはまだまだ技術開発が進んでいない。お客様とも協力して新しい技術を取り入れ、活動をさらに進めていきたい」とあいさつ。

フジテックの中山忠久執行役員物流本部長は「本当に大きなチャレンジになると思うが、一緒になって成功させていきたい。いよいよ行動の時であり、閉そく感のある現状を打破して新しい将来に向け、皆さんと一緒になって進んでいきたい」と語り、輸送効率化や環境負荷低減に期待を示した。

旭化成ホームズの橋徹施工本部物流部長は「これからますます環境問題は企業にとって非常に重要でポイントになってくる。センコーさんとともに、次の時代に適応できる物流を目指していきたい」と意欲を見せた。


切り離し完了


出発式のテープカットに臨む(左から)センコー・河合利広取締役常務執行役員、フジテック・中山執行役員物流本部長、センコー・大越昇取締役専務執行役員、旭化成ホームズ・橋徹施工本部物流部長、センコー・河野誠司執行役員

(藤原秀行)

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