7.1万㎡、3温度帯に対応
ラサール不動産投資顧問とNIPPOは2月1日、千葉県松戸市で開発を進めてきたBTS型物流施設が1月31日に竣工したと発表した。
楽天グループと西友のインターネットスーパー「楽天西友ネットスーパー」用の物流センターとして運営する。
施設外観(プレスリリースより引用)
地上4階建て、延べ床面積は7万1282平方メートル。稔台工業団地内に位置しており、2018年に東京外環自動車道(三郷南IC~高谷JCT間)が開通したことで広域配送の利便性が大幅に向上、物流適地として存在感が高まっているエリア。
外環道の松戸ICから約4キロメートル、環状七号線まで約7キロメートルで、首都圏の広域をカバーできると見込む。新京成線のみのり台駅まで徒歩圏内で、周辺には広大な住宅エリアを擁しており、従業員確保にも強みを持つ。
冷凍・冷蔵機能を有し、3温度帯(常温・冷蔵・冷凍)に対応したオペレーションが可能。2階には大型車両が直接乗り入れできるスロープを備えている。梁下有効高さ5.5メートル以上を確保し、床の平滑性に細心の配慮を払って庫内作業効率化のための自動化設備にも対応している。
免震構造の採用に加え、非常用発電機を設置。LED照明や人感センサー、節水型衛生器具を取り入れるなど、省エネ対策にも注力している。
【施設概要】
所在地:千葉県松戸市稔台5丁目1-1
敷地面積:33,468.17㎡ (約10,124坪)
延べ床面積:71,282.86㎡ (約21,563坪)
構造:鉄骨造、地上4階建て
用途:BTS型物流施設
着工:2020年12月1日
竣工:2022年1月 31日
設計監理監修:株式会社大建設計、株式会社エノア総合計画事務所
設計施工:大成建設株式会社
施主:松戸プロパティー特定目的会社
(藤原秀行)