兼松とZAICO、スマホで簡単に在庫管理可能なSaaSアプリの販売を開始

兼松とZAICO、スマホで簡単に在庫管理可能なSaaSアプリの販売を開始

発注忘れや欠品回避支援

兼松は2月14日、在庫管理ソフト開発を手掛けるスタートアップ企業のZAICO(山形県米沢市)と共同で、クラウドベースで在庫管理が可能なアプリ「KG ZAICO」の販売を開始したと発表した。SaaS形式で提供する。

商品のバーコードやQRコードをスマートフォンでスキャンすると入出庫のデータをサーバーに送信。商品の写真を登録しておけば現物と照合できる。バーコードがない商品でも、在庫データ登録時に自動で生成した数値に基づき、QRコードを作成する機能を備えている。

兼松はアプリを企業のほか、自治体や医療機関などにも売り込みたい考え。

棚卸しの結果はZAICOのウェブアプリからCSVファイルとしてダウンロードできるため、エクセルなどを使って在庫差異分析をすることが可能。営業担当者が外出先からスマホやパソコン経由で最新の在庫数を確認し、商談をスムーズに進めたり、在庫数が設定値を下回るとメールで警告し、発注忘れや欠品を回避したりする機能も搭載。拠点ごとにグループを作成し、それぞれのグループのユーザーが閲覧できるデータを設定することにも対応している。

月額料金は1人で使う「エントリープラン」が980円、複数ユーザーで基本機能を全て使える「スタンダードプラン」が2980円(1人追加ごとに950円)、発送に必要なピッキングリストや送り状の作成支援も使える「ショッピングプラン」が9800円(1人追加ごとに1500円)の3種類を設定している(全て税別)。


アプリの画面イメージ(兼松ウェブサイトより引用)

(藤原秀行)

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