不動産協会の賀詞交歓会であいさつ、ESG投資対応も注力
不動産協会と不動産流通経営協会は1月8日、東京都内で賀詞交歓会を開催した。
冒頭に不動産協会の菰田正信理事長(三井不動産社長)があいさつし、海外の機関投資家らが重視する意向を打ち出している、企業統治や社会問題に配慮した「ESG投資」への対応に注力する姿勢を強調。併せて、先進的な物流施設の開発が継続することに期待感を示した。
賀詞交歓会に出席した菰田理事長
菰田理事長は、国連が提唱する「SDGs(持続可能な開発目標)」を不動産業界としても重視していく必要性を指摘。優れた都市整備や高品質の住宅供給を通じ「真に豊かさを実感できる社会の実現に貢献していきたい」との決意を明らかにした。
続いて、来賓として石井啓一国土交通相が登壇し「就業人口全体の約3%で1割強のGDP(国内総生産)を生み出し、あらゆる社会・経済活動の舞台を提供する不動産業にはこれまで以上に大きな期待が寄せられている。引き続き、皆さま方のご支援、ご協力をお願いしたい」と述べた。
あいさつする石井国交相
(藤原秀行)