用地を野村不動産に売却、25年6月引き渡し予定
ミヨシ油脂は2月24日、東京都葛飾区堀切の本社事務所や物流倉庫、東京工場のメーン区画の土地2万687平方メートルを野村不動産へ売却すると発表した。引き渡しは2025年6月の予定。
具体的な売却額は開示していないが、譲渡益は現時点で約123億円を見込んでいる。食品・油化事業の経営環境が厳しい中、固定資産の有効活用で収益基盤を強化したい考え。
引き渡しまではミヨシ油脂が引き続き、本社などとして使う。将来は本社事務所を隣接地に移すほか、物流倉庫は茨城県阿見町の自社保有用地(建設予定地1万3307平方メートル)、東京工場は他工場への移管をそれぞれ予定している。
(藤原秀行)