はぴロジ、新会社のエフ・ジェイロジと流通インフラプラットフォーム構築へ

はぴロジ、新会社のエフ・ジェイロジと流通インフラプラットフォーム構築へ

即配便などEC商品の素早い配達実現念頭に

シーアールイー(CRE)子会社でeコマースの出荷業務効率化をサポートするシステムを展開しているはぴロジは3月3日、業務提携先のエフ・ジェイエンターテインメントワークス(FJEW)が設立した新会社「エフ・ジェイロジ」と流通インフラプラットフォームの構築に向けた取り組みを始めると発表した。即配便などEC商品の素早い配達を実現していくことを念頭に置いている。

はぴロジのシステムは商材に応じた最適な物流プラットフォームを構築。例えば、リピート通販向けには「リピート品マスタ」を実装。倉庫作業において同梱物の指示が明確になることで効率化や正確性を向上させている。

日本全国130拠点以上の物流倉庫とつながっており、新型コロナウイルス感染症によるパンデミックや天候災害、予約販売などの受注波動の対策として、はぴロジを利用して「止まらない」物流体制を構築できるよう後押ししている。

エフ・ジェイロジが本社を置く福岡は、空港と都心部が近く、かつ中国・韓国を中心としたアジアへの玄関口と言われる立地から、輸送コストを抑えて海外に商品を送ることが可能。コロナ禍で訪日観光客が減る中、海外消費者へ日本の商品を配送する手段として、越境ECの需要が高まっている。

また、都心部と住宅街が近接したコンパクトシティであることや、平坦な土地が多いことも福岡の特徴。

はぴロジは東京などの大都市で発展している自転車配送などにとって有利な条件を備え、福岡が商品を素早く届ける「クイックコマース」の一大展望地になっていると指摘。eコマースでは一般的な翌日配送に加え、今後は即配便や当日時間指定などが普及していくとみて、クイックコマースとの接続を推進し、利用者に新たな購入体験を提供する流通インフラプラットフォームの構築を目指す。

(画像ははぴロジ提供)
(ロジビズ・オンライン編集部)

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