コマツ、物流最適化へオーストラリアに1.75万㎡のパーツセンター新設

コマツ、物流最適化へオーストラリアに1.75万㎡のパーツセンター新設

ピッキングシステムなど最新技術導入、リードタイムも大幅短縮

コマツは3月25日、オーストラリアの現地法人が同国南東部クイーンズランド州ワコールにパーツセンターを新設したと発表した。

新パーツセンターは約3万8000平方メートルの面積に約43億円(4800万豪ドル)を投資し、建屋面積が約1万7500平方メートルで建設した。

従来クイーンズランド州ブリスベンに点在していた部品倉庫を1カ所に集約。建設に際してはタワー型ピッキングシステム、デジタル式部品集約システムなどの最新技術を導入し、物流オペレーションを最適化して効率を向上させるとともに、太陽光パネルの設置や部品包装量の削減などで環境負荷の低減を図る計画だ。

新パーツセンターは営業支店を併設。物流オペレーションの最適化に加えて、オーダーから引き渡しまでのリードタイムを大幅に短縮し、顧客満足度の向上を実現する。

併せて、敷地内には最新のICT建設機械などの実機に加え、電動化・自動化やスマートコンストラクションなどの最新技術、コマツの歴史などを展示するイノベーションハブを新設した。


新パーツセンター全景(上)と内観(左)、イノベーションハブ(右)(コマツプレスリリースより引用)

(藤原秀行)

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