コロナ禍で使用頻度減に対応
宅配収納サービス「サマリーポケット」を手掛けるサマリーは3月25日、大型アイテムの保管ができる新プランの提供を同日始めたと発表した。
従来は専用ボックスに入るサイズの荷物を保管していたが、大型アイテムプランは専用バッグを使い、スーツケースやスキー、スノーボード、ゴルフバッグを汚れずに預けられるようになる。
スーツケースは規定重量以内であれば中身を入れたまま預けることが可能。スキー・スノーボードも専用バッグに入ればボードやブーツ、ウエアをまとめて保管できる。ゴルフバッグはクラブも一緒に預けられる。利用は専用アプリかウェブサイトを通じて申し込む。
サマリーは2021年10月、寺田倉庫と三菱倉庫の大手物流企業2社と連携を開始。自社開発のWMS(倉庫管理システム)を導入した。自社WMSを活用することでサマリーポケットに最適化した倉庫内オペレーションの運用、スピーディーな新サービスの開発が可能になった。
新型コロナウイルスの感染拡大でスーツケースやスノーボードなどの使用頻度が減り、保管する必要が出てきたのに対応する。サマリーポケットユーザーを対象に実施したアンケート(回答3359人)では3人に1人が大型アイテムの預かりを希望していると答えたという。
(藤原秀行)