先進技術活用し、多様な産業領域の業務革新後押し
アクセンチュアとトランコムは3月28日、アクセンチュアがトランコムの情報システム子会社、トランコムITS(名古屋市)から物流領域のシステム導入支援やインフラ構築、コンサルティング、ソフトウエア開発などの外販事業を取得することで合意したと発表した。取得額などの詳細は開示していない。
トランコムITSの完全子会社として、4月1日付で外販事業の新会社「TransFutures」(名古屋市)を設立した後、同社の全株式を7月1日付でアクセンチュアに譲渡する。
アクセンチュアの事業取得に伴い、クラウドやIoT、センサー技術などに精通したトランコムITSの約190人が、アクセンチュアで先端技術を駆使して様々な産業領域を革新する「インダストリーX(エックス)本部」に移る。
トランコムITSが持つ物流、サプライチェーンやエンジニアリング領域の高い専門性と、アクセンチュアが蓄積しているデジタル技術の知見を組み合わせ、多様なニーズにより迅速かつ的確に対応していくことを目指す。トランコムはアクセンチュアとの協業を促進したい考え。
トランコムITSは事業譲渡後、トランコムの情報システムを担う組織として存続し、同グループ向けに従来のサービスを継続する予定。
(藤原秀行)※画像はアクセンチュア提供