日本GLP、千葉・八千代で新施設「GLP八千代Ⅱ」の工事開始

日本GLP、千葉・八千代で新施設「GLP八千代Ⅱ」の工事開始

ロコンド専用施設、2020年3月完成予定

 日本GLPは1月17日、千葉県八千代市で新たな物流施設「GLP八千代Ⅱ」の起工式を行った。靴とアパレルのインターネット通販を手掛けるロコンドの専用施設として開発、2020年3月の完成を見込む。

 新施設は京葉道路の武石ICから約8・5キロメートル、東関道の千葉北ICから約11キロメートルに位置し、地上4階建てで延べ床面積は約5万4000平方メートル。同市は住宅開発が進み、人口増加が見込めるため、労働力確保でも優位性が期待できる点を考慮した。


新施設の完成予想図(日本GLP提供)

 近隣では同じくロコンドが入居している「GLP八千代」が稼働しており、業容拡大に合わせて2棟目を賃借し、物流基盤を強化。両施設を全国への配送拠点に活用する計画。

 「八千代Ⅱ」は事務所と倉庫エリアの境目をガラス張りにして庫内作業の進捗状況を確認しやすくするほか、天井に超大型のシーリングファン「ビッグアスファン」を導入して温度上昇を抑える予定。女性スタッフが多くなると見込まれるのを踏まえて女性用トイレを増やすなどの配慮も施す。

 現地で記者会見した日本GLPの帖佐義之社長は「八千代は後背人口の大きさや都心へのアクセスなど総合的に考えて、物流適地と捉えている。事業機会があれば3号案件、4号案件とやっていきたい」と述べ、同市で開発を継続することに強い意欲を示した。

 設計・施工を担当する奥村組の奥村太加典社長は、日本GLPの案件受注は今回で4件目になると実績を強調。「高品質でお客さまから喜んでいただける倉庫を作り込むのが一番大事。さらに建物そのもののみならず、施工中から周りの(住民の)皆さんに支持していただける、喜んでいただけるような工事を心掛けることで競争を勝ち抜いていきたい」と物流施設の受注継続への意気込みを語った。


会見後に握手する(左から)奥村氏、帖佐氏

(藤原秀行)

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