県内の複数拠点集約・統合、業務効率化と環境負荷低減図る
サントリーホールディングス(HD)は4月8日、沖縄県豊見城市で新たな物流拠点「沖縄豊見城(とみぐすく)配送センター」を開設したと発表した。4月から本格稼働させた。
那覇に隣接するエリアで2階建て倉庫の2階部分、約2700坪(約8900平方メートル)を活用。グループが手掛ける清涼飲料各種を取り扱い、サントリーロジスティクスが運営を担っている。大和ハウス工業が開発した物流施設に入居している。
新センターが入る物流施設の外観(サントリーHD提供)
新センターの稼働で沖縄県内の商品供給を一層安定化させるとともに、これまで複数箇所に分散していた倉庫機能を新センターに統合・集約して在庫配置や倉庫間移動を効率化、環境負荷低減を図る。
DX化の施策として、倉庫管理システム(WMS)とバース予約システムを情報連携させ、庫内業務の効率化、待機時間削減を通じたトラック乗務員の負担軽減や環境負荷低減につなげることを目指す。
新センターは沖縄県からSDGsの普及啓発活動に意欲的な企業・団体を対象とする「おきなわSDGsパートナー」の認証を取得。安全品質の向上を目的としたフォークリフト操作のAI判定システムの導入などを評価されている。
●配送センター概要
名称:沖縄豊見城配送センター
所在地:沖縄県豊見城市字与根西原50番110
延べ床面積:約2,700坪(約8,900㎡・2階建て倉庫の2階)
竣工:2022年3月(4月本格稼働)
取り扱い商品:清涼飲料各種
業務委託先:サントリーロジスティクス(株)
(藤原秀行)