香港国際空港で初、DHLグローバルフォワーディングや近鉄エクスプレスなど参加
キャセイパシフィック航空は4月25日、アジア初となる大規模な「法人企業向けSAF（持続可能な航空燃料）プログラム」の試験運用を開始すると発表した。
プログラムは、香港国際空港（HKIA）を発着するキャセイパシフィックのフライトに初めて搭載するSAFの使用に貢献してもらい、ビジネストラベルや航空貨物輸送によるCO2排出量削減の機会を顧客に提供する。
AIA、Airport Authority Hong Kong (AAHK)、DHLグローバルフォワーディング、近鉄エクスプレス、HSBC、PwC China、Standard Chartered、Swire Pacificの8社が協力する。
プログラムに使用するSAFは使用済み食用油と動物性油脂の廃棄資源から製造。原料を供給しているペトロチャイナとシェルの支援を受けている。プログラムで使うSAFは既存の航空燃料供給インフラを活用。今後、HKIAで継続してSAFを供給することを目指す。
（藤原秀行）
