医薬品国際輸送の品質アピール、着実な需要獲得目指す
三井倉庫グループの三井倉庫エクスプレスは4月28日、関西国際空港で、国際航空運送協会(IATA)が提唱する医薬品の輸送品質に関する認証「CEIV Pharma」を3月29日付で取得したと発表した。
今後も世界の医薬品市場が成長していく中で、国際航空輸送における同認証取得により医薬品輸送の品質向上をアピール、確実に需要を取り込みたい考えだ。
同社は関西国際空港を運営する関西エアポートが主催している、同認証取得を目指す自主的な活動組織「KIX Pharmaコミュニティ」に2021年から参加。グローバル基準に対応した品質管理体制の強化、スタッフ教育の深化、各種手順書の見直し、リスクの評価などを進めてきた。
三井倉庫エクスプレスは成田国際空港の運営会社が主催する同趣旨の組織、成田空港コミュニティにも加わっており、同空港でも2022年度中の同認証取得を目指している。
(藤原秀行)