北東北カバーし東日本の強固な食品物流網確立へ、「2024年問題」対応もにらむ
アサヒロジスティクスは5月12日、岩手県滝沢市で5月17日に新たな拠点「盛岡共配センター」を開設すると発表した。
中期経営ビジョンで掲げている「2026年度までに東日本を『面』でカバーする幅広く盤石なインフラを確立し、東名阪をつなぐ機能を強化しよう!」の方針に則り、新拠点開設で関東~東北をカバーする共配ネットワークの構築を目指す。
東北エリアで自社設備の物流拠点を構えるのは20年6月に仙台市内で開設した「仙台共配センター」に続いて2カ所目。21年4月に同社グループ入りしたフレッシュ・ロジスティックの既存拠点とも連携し、グループで東日本を支える物流網の構築を図る。
盛岡共配センター(2022年4月撮影・工事途中)
東北の拠点と関東圏内6拠点の共配センター(埼玉県、千葉県、神奈川県、茨城県)を連携、共配網の構築を進めている。トラックドライバーの長時間労働規制が強化される「2024年問題」に対応することもにらみ、北東北の中心に位置する盛岡市近辺に自社センターを開設、既存7カ所の共配センターと連携する。
北東北ネットワーク関連拠点配置(FL:フレッシュ・ロジスティック)
盛岡共配センター概要
上から外観(2022年4月撮影・工事途中)、冷凍庫、休憩室
(藤原秀行)※写真などは全てアサヒロジスティクス提供